私は今年6月から8月まで、左沢百目木の元屋敷で中世の住居跡の発掘調査に携わりました。酷暑のなか、町外の方々と協力しながら作業を進めました。現地では中世の住居跡や井戸跡、食器など沢山の遺構が発見されました。その頃の先人達は、今と変わらぬ最上川の川面を眺めながら、どんな風に生活していたか。彼らの日々の営みを想像すると感慨深いものを感じました。それから5世紀後の今日、彼らの子孫として我々大江町民が存在するわけですが、翻って現在の我々は子孫にどんな宝を残していけるのか、考える必要があると思います。
皆さんは「大江の宝」とは何だと思われるでしょうか?